The gift ceremony

こころを清め、贈るものに込める

 

MIWAで行われる折形清祓式は献茶式、流鏑馬式などと同様に神道式で行われる。700年以上前、折形は御皇室では内裏のあった「城殿(きどの)」が、将軍家では「折紙方(おりかみがた)」が存在していた。我々は彼らが折形を行う際、単なる装飾としてのラッピングを行っていたのではなく、祈りを込めた儀式をしていたと考えている。たとえば、昔はいただきものは仏壇か神棚の前にお供えしてからみなで分けるという儀礼があったように、おそらく贈る側にも単に包むのではなく儀礼が存在していたのではないかと考えた。我々は神道と武家の儀礼から、折形の儀礼がどのようになっていたかを考察し、現代における折形清祓式を行うためのPavilion MIWAを設立し、清祓式を行っている。

 

清祓式では、「つみ、けがれ」の清めをまず行う。「つみ」とはなにか悪いことをした「罪」ではなく、「つみ」と「つつみ」は同じ語源であり、何か覆われ力を発揮できない状態をさす。「けがれ」とは「汚れ」ではなく、「気(け)」が「枯れて」いる状態であり、力がみなぎっていない状態を指す。清祓式とはその状態を正常化し、贈られるもの贈る人のこころのはたらきを最大化させることである。

 

清祓が行われた後、贈り主がこの贈り物に対する思いをPavilion MIWAで独白し、この贈り物をこころの「依代」とし、折形と水引で包んでいく。このプロセスは誰かに任せることはできず(贈り主の代わりに受け手のことを思うことはだれもできない)、贈り主のこの清祓式に出席が必須である。もちろん贈るお相手と一緒に参加いただくことも可能である。Pavilion MIWAはこのように贈り主が相手を思う時間と空間を提供し、そこで包まれた贈り物が唯一無二なものとなる体験を提供している。

 

プロセス

  1. 贈り物をご用意いただき、Pavilion MIWAのでお打ち合わせのご予約をお取りください。

  2. お打ち合わせでは折形清祓式の概要をご説明し、スケジュールを決めます。

  3. 神職、弊社の折紙方による折形清祓式を行います。贈るお相手や、ご友人とご出席いただけます。

  4. 式の後に包まれた贈り物は、Pavilion MIWA内で一晩お預かりさせていただきます。

  5. 翌日、Paris市内のご指定の場所にお届けさせていただきます。

  6. 式の時間は、40−50分です​

 

参加可能人数

5名​

折形清祓式奉斎神職 / 奥谷公胤

藪原神社 禰宜。神職階位明階、経営学修士 國學院大學、英国国立ウェールズ大学大学院卒。 平安時代から代々神職を務める社家に生まれる。奥谷家はもともと京都左京区の社家。平安末期に現在の長野県木祖鎮座創建天武9年(680)の藪原神社の宮司を拝命、以来24代続く。

大学卒業後、神社本庁に7年間奉職の後、英国留学。英国国立ウェールズ大学大学院にて経営学修士号取得。帰国後、明治神宮奉職。権禰宜、主事、明治神宮国際神道文化研究所研究員を経て、2009年渡仏。欧州駐在の唯一の神職として、仏国立東洋言語文化研究所、仏国立トゥールーズ大学、知日家の政治家、企業家、知識人などに神道の講義や、大祓式などの神事を執り行う。2013年モナコ公国カロリーヌ公女に拝謁、神道について説明。また国連SDGs関連会議など、欧州で開催される自然環境関係の国際会議に、神道代表として参加するなど、パリを拠点に欧州で、日本文化の源泉である神道の紹介活動を続けている。